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6月に発売された、すみっこそふとの最新作
「なつくもゆるる」のレビューを行なっていきます。

簡単な感想ですが、
難しいけど面白かったです。時間を見つけて2周目をやりたいな。
と思うと同時に、前作「はるまで、くるる」を是非プレイしてみたいと思いました。
腹筋的な意味でも面白いですし、結構、勉強にもなりました。
人間の遺伝子はウニと70％位一緒とかですね。


個人的な趣向から、
シナリオに25点
CGに20点
音楽に15点
エッチシーンに15点
キャラクターの魅力に15点
システム等に10点で
100点満点の採点で行ないます。
それと、併記してオススメ度的なモノをAmazon風に付けておきます。

簡単なストーリー紹介です。
「自殺病」
正式名称は長いので割愛しますが、
読んで字の通り、自殺する可能性の高くなる病気。
舞台となる壁川学園は、その発病前、
あるいは発病中の患者を集めた全寮制の学園。
主人公「当麻進」は、そこに通っていたが、
自分自身が自殺するとは欠片も思えず、
また、友人達が自殺するとも思えなかった。
そして、周りの知人は数人が自殺していて、
その辺りも鈍感になっていた。
話変わって、物語の時間軸となる夏休み。
彼は、新型咽頭結膜熱に感染した事もあり、
学園内から出る事が出来なくなる。
そして、彼と同じく感染してしまった女の子3人と親友。
感染の恐れアリとされた、遊びに来ていた妹。
彼ら6人は、合宿や修学旅行のようにわいわいとしていたが、
ある日、突然に停電が起こる。
そして、発生した異常な事態。常駐のカウンセラーもおらず、
街からも人気がなくなっていた・・・。
少しずつ、知らされる真実。
自殺病の正体。
女の子4人がどうして、幼い見た目なのか、
嘘じゃない、本当の世界の終わり。

世界の終わりを許さない、少年少女の物語。

きっと小さいことには意味がある。
・・・夏だからって許されない。

（公式サイト内すとーりー参照）

という感じで、いかにも一筋縄ではいかない雰囲気のゲームでした。
重複になりますが、個人的には面白かったです。

個別の感想ですが、書くとネタバレになりそうなので、
軽く触れる程度に留めておきます。
ちなみに、√は開放式なので実質一本道です。

一周目、夏が狂うでなつくるで良いのかと判断した一周目、
世界の終わりに触れる事と、バッドエンドでした。
なぜ、バッドエンドになっているのかは周回を重ねれば、
・・・きっと分かります。

夏休みの始まりと、世界の終わり。

二周目、自殺病の本当の意味。
その一端に触れる事、主人公と妹、姉の歪みについてです。
虎が好きな女の子がいました。虎も女の子が大好きです。
ここでは、妹「姫佳」がメインヒロインとなります。
バッドエンドではないですが、ラストでループします。（ネタバレ）
ここで、初めてくるるの意味が分かります。（多分この解釈で合ってるはず）

印象的なセリフ。きっと怖い。そう思うよ。

三周目、自殺病の真の症状について。
ここでのメインヒロインは生物部の先輩「りね」。
ちなみに、ここでは本編のメインヒロイン紫穂はあまり絡みません。
・・・ここまで進むと、書けないよ。
ネタバレだもの。

四周目、ここからグランドエンドまで一直線です。
メインヒロインは生徒会長「ユウリ」。
話の舞台裏、物語が明かされるシナリオです。

そして、そのままグランドエンド
メインヒロインは「紫穂」。
世界の終わりについてのシナリオです。

かなり短い感想ですが、あまり書くといらん事書きそうなので、
結構な好き嫌いが分かれると思いますが、
私はかなり好きです。久しぶりにシナリオで夢中になった気がします。
くるくる、ゆるゆる、巡り廻って
ハッピーエンドに辿り着く。そんな物語だと思います。
いつか、やり直したい。そんなゲームです。

シナリオに21点/25点です。

CGに関してですが、
一枚絵、立ち絵共に掲載済みなので深くは語りません。
違和感やバラ付きは気になるレベルではありません。
私は無いと思っています。
ただ、それ程バリエーションが多いとは思わないかと。
また、枚数も82枚（差分含まず、SD絵含む）と少ないです。
以上から、

CGに15点/20点です。

次に、音楽に関してですが、
好みもあると思いますが、これと言って印象に残らず。
また、BGM数も21曲と少ないです。
主題歌はOP、ED共に中恵光城さんで
OP「なつのおくりもの」
ED「夏を送る者」です。
終わってみると「なるほどな。」と思わされる曲名です。
どちらも、好きな曲ですよ。

音楽に11点/15点です。

次にエッチシーンに関してですが、
ウェブコミックを一通り読めば、
なんとなく分かるんじゃないでしょうか？
・・・・・・・・・

・・・・・・

・・・流石に誇張されてますが、かなり近いモンがあります。

回数は22回、ロ○ッ子にかなりアブノーマルな事をするゲームです。
ただのロ○コンではなく、エリートのロ○コンでなければ、
プレイする事は許されない・・・ｗ

エッチシーンに13点/15点です。

キャラクターの魅力に関してですが、
ゲームが進む段階で、ユウリのキャラクターがやわらかくなったのが、
少し気になりましたが（原因なく）、その他に気になる所はありませんでした。
主人公の仲間側の人たちはみんな好きですし、
敵側の人たちは基本的に嫌いより。
ハッキリ分かれましたが、コレは良いと思います。
それだけ、きちんと魅力が描かれているという事だと思いますので。

キャラクターの魅力に14点/15点です。

最後にシステム等に関してですが、
こちらは可もなく、不可もなく。
特に良いところも、悪いところもないというのが印象です。
ジャンプ機能は次選択しと、前選択肢があります。

システム等に8点/10点です。

合算し、なつくもゆるるの点数は、

82点/100点です。

一つ前のレビュー「天色＊アイルノーツ」より、面白かったのに、
点数が低くでるのはなぁ・・・。配点見直した方が良いのか？
う～ん・・・こ！！！

オススメ度は☆☆☆☆★（4.5という事で、5点満点）
好き嫌いのでる作品だと思いますが、個人的には相当面白かったです。
気になる人は、買って損はないと思いますよ。

それでは、今回はこの辺りで。