70時間。
Dive1との合計で120時間。
ついに、終わってしまいました。
2009年に戯画から発売された。
「
BALDR SKY Dive2 "RECORDARE"」のレビューを書いていきます。
その前に、感想を書かせてください。
本当に面白かった。
こんなに感情移入したゲームはかつてあっただろうか。
正直な所、対抗馬が思いつかないです。
今までやった中で、初めてハッピーエンドで涙してしまいました。
エロゲをやっていて良かった。2012年にプレイしたゲームで、そう思える作品が二作もあった事
それは僥倖だと感じてます。(もう一作は「
はつゆきさくら」)
近いウチに、Dive1、2共に新品で買いなおします。
中古で買ったので・・・。それでは、レビューに移ります。
レビューは個人的な趣向により、
シナリオに25点
CGに20点
音楽に15点
エッチシーンに15点
キャラクターの魅力に15点
システム等に10点で
100点満点の採点で行ないます。
それと、併記してオススメ度的なモノをAmazon風に付けておきます。
まずはストーリー紹介から。
「数々の謎が一つとなるとき、真実の扉は開かれる。」
基本的なストーリーは
こちらを。
(Dive1のレビューにリンクしています。)
今回も、ネタバレ回避のために公式に手を加えて、書かせてもらいます。
かつて、星修学園の学園生であった主人公「門倉甲」は、
ある日、仮想の戦場で目を覚ます。
今の自分が、傭兵でシュミクラムユーザーである事を"思い出した"甲は、
自分の部下で、唯一のパートナー
「桐島レイン」と"ある人物"を追っていた事も"思い出す"。
その人物が所属していた研究機関が引き起こしたとされる
悪夢のような事件「
灰色のクリスマス」
平和な学園生活と仲間達、その全てを奪ってしまった事件の真相を追う
甲の前に現れる新たな「謎」、立ちはだかる「敵」
次第に記憶を取り戻していく甲は学園時代の懐かしい仲間達と再会する。
かつてのまま、あるいはそれぞれに変わった人達。
そして・・・。
誰しも、自分の理想の異性を夢想することはあると思う。
もしかしたら、●●●●には理想の異性が存在し、
その子もまた、自分を夢に見ているかもしれない。
二人が存在を認知できないなら、まだ幸せだろう。
知らない事と、存在しない事は同じだから。
もし、お互いに知ってしまったら…?それは悲劇の始まりかもしれない。
そんな「出会うはずのない二人の、ありえないハッピーエンドを紡ぐ物語」。
・・・『お前』に会いたいよ
今だって両手が取り返しもつかないほど、
血と憎しみに染まりきった今でも…
『俺』は『お前』に会いたいんだよ以上がストーリー紹介になります。
上述しましたが、本当に面白かった。
別のゲームをやっていても、バルドスカイの世界に帰りたい。
と思ってしまうほどに面白かったです。
褒めちぎる感想なのですが、あえてマイナスを挙げるなら。
亜季姉ぇ√は、少し中だるみする所があったかと。
信じて、裏切られる。これを2度程やってしまったりと。
少し、軽率に感じてしまいました。
浮世離れした人なので、アリですが。
また、亜季姉ぇ√のみ、フラグ分岐が最終章よりも
かなり前の段階にあるので、少し手間でした。
ただし。「あえて」マイナスを挙げるなら。です。
正直、ほとんど気になりませんでした。
グランドエンドにして、メイン
空√の感想ですが、書きたい事はたくさんありますが、
ネタバレまみれなので、当たり障りの無い事だけ、こちらに。
続きを読むで、反転させつつ書いていきます。
これから、プレイを検討されている方は、
読まない方が良い
と思いますが、「
読んで欲しい」
そうも、思ってしまいます。
空√は、他キャラと違い
エンディングは分岐とTrueエンド(条件あり)が追加されるのみで
1種類となっています。
ハッピーエンドですが、感極まって泣いてしまいました。
多分、初めてです、ハッピーエンドで泣いたのは。
「グランドエンド」、「メインヒロイン」にふさわしい内容でした。
少しだけ語るなら、
ラストの王道展開。主人公のためにラスボスへの前段階で
今まで、戦った仲間達が駆けつけてくる。
まさに、
王・道!そして、ラスボスと主人公の一騎打ち。
ラスボス前の会話で流れ始めるOP曲「jihad」のイントロ
サビに入った瞬間に「開戦」(OPEN COMBAT)の
熱すぎる展開!鳥肌モノでしたね。
一回で勝てて良かった。
余談ですが、分岐を見るための2戦目は
2回負けましたwリトライでイントロから流れるので、
一回で勝てて良かったとの思いは強くなりましたねw
ここでサビ、カッコよすぎる・・・。気づけばカゲロウも好きになってたw亜季 真 感想リンク(両方とも続きを読むから)
それでは、点数ですが、
Dive1のレビューで期待込みの23点でしたが、
期待以上でした。
本当に面白かった!!
シナリオに24点/25点です!
続けてCGに関してです。
272枚(差分なし、シュミクラム画像等含む、Dive1込み)
Dive2で132枚の新規CGと大ボリューム(1,2で11GB程)です。
しかし、Dive1のレビューで立ち絵と一枚絵の違和感を述べましたが、
絵がシリーズを重ねる毎にロリっぽくなっているのに気づきました。
1→2→Xの順でどんどんロリっぽくなっている。
可愛い絵は好きですし、
ゲームの雰囲気を損ねているワケでもないのですが、
同タイトルで、絵が変わっていくのはマイナスかと。
繰り返し言いますが、
ゲームの雰囲気には合致しています参照画像を挙げたかったのですが、
思った以上にネタバレ、あるいは18禁画像になりそうだったので、
挙げません。あしからず。
気になる方は、公式に行ってサンプルCGを見よう!
1→2→Xの順で見ると良く分かるぞ!9割の18点に上記からマイナス1点ですが・・・
BALDR SKY は2作で一つだと思っているので、
枚数から1点をプラスし、
CGに18点/20点です。
続きまして、音楽に関してです。
BGMは(恐らく)微増した位だと思います。
それでも、元々約60曲と豊富だったので、
充分に感じました。
OP曲はKOTOKOさんの「jihad」
今回はED曲に片霧烈火さんの「Nano Univerce」
さらに、Dive1のOPと挿入歌がDive2での挿入歌として使われています。
Dive1の曲に加えて、Dive2プレイ後で好きになった曲として、
ある戦闘のBGM「Fate Breaker」
クリア後の、トップ画面で流れる「Easiness at time -Abyssal Ver.-」
を挙げておきます。
OP、ED、挿入歌のボーカル曲の増加、
そのクオリティの高さから、Dive1の14点に加点し、
音楽に15点/15点です。
続いて、エッチシーンに関してですが、
Dive2でも変わらず、実用性はあまり無いですね。
回数に関しても、攻略対象3人のウチ
一人だけが1回のみ(CGは1回にしては多め)だったり、
陵辱シーンが無くなっていたりと、Dive1に比べて薄くなっています。
ただし、空
ルートでのエッチシーンは良かったです。
(身体も)愛称抜群の二人のエッチは良いですね。興奮しますw
Dive1では加点をしましたが、Dive2では、加点対象そのままに
薄くなっているので、マイナス1点し、
エッチシーンに11点/15点です。
キャラクターの魅力に関してですが、
Dive1で満点をつけなければ良かったです。
満点以上の点数がつけられないので・・・ね。
仲間は仲間として、ヒロインはヒロインとして、
敵は敵として
そして、主人公は主人公としての「魅力」に溢れたキャラクター達。
素晴らしい世界観を形作ってくれていたと思います。
詳しくは、是非ともプレイして確かめて欲しいです。
ちなみに、一番好きなキャラは主人公「門倉甲」
好きなヒロインは「水無月空」です。
・・・キャラクターの魅力に15点/15点です。
最後にシステム等に関してですが、
Dive1と全く変わっていないシステム面ですが、
戦闘に関して武装が増えていたりと
かなりの良化をしていました。
元々、アクション面に関しては単体でゲームが成り立つ程に、
面白いと思っていたので、それがさらに良くなった事から、
Dive1の点数に加点を行い、
システム等に10点/10点です。(戦闘のみなら10点以上)
余談ですが、私の最終装備は、
ボタンA 近:エネルギーフィールド サ:サイドステップキック
遠:フォトンブラスター ダ:ショットガン
ボタンB 近:ショートエルボー サ:パイルバンカー
遠:レイジングクロウ ダ:ブンディダガー
ボタンC 近:ランス サ:サイス
遠:メタルハーベスター ダ:ダブルサブマシンガン
フォースクラッシュ
コンパクトボムγ 収束波動砲 です。
基本的なコンボはランス→サイスで空中に打ち上げ、
メタルハーベスターを絡め、ダブルサブマシンガンで距離を詰める。
熱が溜まってきた所で、ブンディダガーあるいは、収束波動砲でした。
武器のレベルアップにより、熱の溜まり具合が少なくなってからは、
ショットガンでダウンを奪い、エネルギーフィールドで起こすを
先頭にもってきたりもしてました。
プレイする機会があればお試しあれ。
合算し、BALDR SKY Dive2 "RECORDARE"の点数は、
93点/100点です!!オススメ度は☆☆☆☆☆(5つ満点)、文句ナシ!
時間があるなら、
是非ともプレイして欲しい!そんな作品です。
少し注意点として挙げるなら、「運命論」と言うと大げさですが、
「運命の出会い」とか「来世でもきっと好きになる」とかのセリフが
絶対に受け付けない!という人は注意した方が良いかもしれません。
(
あくまでも、サンプル文であり、内容とは一切関係ありません!
エロゲに誓って、内容とは関係ないです。)
私自身、運命に対しては否定的です。
経験と選択によって未来は決まると考えているので。
ですが、シナリオに対して、本当に面白いとしか思わなかったので、
余程の運命アレルギーでもない限り大丈夫だと思います。
推奨攻略順ですが、
空√までに、全キャラクターのグッドエンドを見ておいて下さい。
私から言いたいのはそれだけです。
エロゲやってて良かったです。
本当に面白いゲームでした。
続きを読むにて、空√の感想をネタバレありで
反転も交えつつ書いていこうと思います。
プレイ予定なら、見ない方が良いと思います。
ですが、
見て欲しい、とも思います。
閲覧に関しては自己責任でお願いします。
それでは、今回はこの辺りで。
「灰色のクリスマス」で主人公「門倉甲」は相思相愛の女の子
「水無月空」を失ったはずだった・・・。
(Dive1のプレイ1時間位で分かるので許してね)
平行世界全ての起点となった世界0
そこでも「灰色のクリスマス」は起きていた。
しかし、そこで死んでいたのは、空ではなく甲だった・・・。
世界0での自分が甲の模倣体であり、
他の平行世界とのリンクによって存在出来ている事を知る甲。
そして、リンク先の経験(それまでの5キャラ)により
自分を「門倉甲」そのものだと理解する。
世界0では、灰色のクリスマスの後に、アセンブラの暴走が起こり
人類は滅び、仮想に精神のみ生きている事を知る。
そして、ラスボスと同化しつつあった空を救うために
ラスボスを倒すも、同化が進み過ぎた為、
「死」の間際にある空
空を救う事で、リンクも消失するため、
甲が消える事はイコールであった。
空「甲にも消えちゃうまで、知られたくなかったのに・・・」
お互いが消える寸前の「結婚の約束」
そして・・・
世界1~5(レイン~真の5キャラの平行世界)
そこで、オリジナルの甲達が幸せを掴んだ事を"知る"
世界7では、「灰色のクリスマス」の起きない世界を掴む。
そして・・・
世界6
世界0の二人の意識を、人類滅亡後数万年経た世界で
"復活"(正確には違う)
「甲」と「空」はアダムとイヴになる―。
ラストの大団円まで、数限りない程の辛い思いをしてきて、
それが報われたときの感動は恐らく、
私の文才では伝わらないと思います。
これほどに、感情移入したゲームは今まであったのか
正直思い出せません。
上の反転部を読んでも、サッパリだと思います。
かなりのネタバレをしつつも、
色々と省いて書いているので、分かりづらいでしょうし、
私の文才の無さも響いていると思います。
だからこそ、是非ともプレイして欲しい。
この言葉を締めくくりにして、閉じたい思います。
ここまで長文にお付き合い頂きありがとうございました。
今回は、この辺りで。
コメントフォーム