ノスタァ
ルージーア!またしても、遅くなりましたが、
2011年9月2日にPurpleSOFTWAREより発売された
「
未来ノスタルジア」のレビューを行なっていきます。
その前に、PurpleSOFTWAREからは
2月に新作「
ハピメア」が発売されますが、このタイトルを
プレイして、期待値が上がりましたね。
シナリオが違う方なのが少し気になりますが、、、
既作とハピメアの雰囲気がかなり違うので・・・ね。
主人公の妹二人(双子)の√無くても良かったんじゃ・・・。
その辺りは本文で触れるとして。
レビューは個人的な趣向により、
シナリオに25点
CGに20点
音楽に15点
エッチシーンに15点
キャラクターの魅力に15点
システム等に10点で
100点満点の採点で行ないます。
それと、併記してオススメ度的なモノをAmazon風に付けておきます。
まず、簡単なストーリー紹介から。
「ここから――新しい未来を始めるわ」
幼なじみたちと平穏に暮らす主人公「工藤陽一」
彼は手を触れずに、携帯電話やテレビのリモコン程度の
大きさの物を動かす超能力を持つが、
概ね他人と変わりない生活を送っていた。
―彼女が現れるまでは―
「あたしは、未来のあなたにフラれた女よ」
そう話すのは、自称『未来から来た美少女』「杏奈」
彼女との出会いから、彼の生活は慌しく変わっていく。
離れて暮らしていた義理の双子との再会。
さらには「陽一」を待っていたと話す、同じく超能力者の「伊織」との出会い。
彼女たちとの出会いをきっかけに物語は大きく動き出すのであった。
(公式サイト内ストーリー参照)
ここからは、攻略した順に各√の感想をば。
まず伊織√ですが、全キャラクター攻略後に思ったのが、
「後に回すべきだった・・・。」でしたね。
"ある意味"では、このヒロインこそが「正ヒロイン」でしたからね・・・。
物語の始めのウチは、主人公の命を全力で狙ってきている子です。
ですが、
実は照れ隠し、命を狙うフリでしかない(少し無理があるだろう)で、
とても可愛い子でした。
少し、おっかないですが。CVが井村屋ほのかさんだった事もあり、
罵られても不快感はほとんどありませんでした。
レイーンッ!! 個人的には、結構珍しいです。
可愛い女の子でした。上にもかきましたが、(ある意味)「正ヒロイン」だけあって、
主人公と、お互いに想い合っている事、そして、キーキャラクター「杏奈」
上手く絡み合っていて、良かったです。
以下、反転部ネタバレ。
「伊織」の能力の暴走により。「伊織」と死別してしまった「陽一」に育てられた「杏奈」、能力の暴走の余波で「陽一」の命も削られており、若くして亡くなってしまう。それを止めるのが・・・その未来にならないように「陽一」と「伊織」が付き合わないようにしたかったのだが、二人は結局、愛し合い、何よりも「陽一」を大切に思う「杏奈」そして「陽一」は「伊織」の暴走を止めるために、命を懸ける。その後、「陽一」と「伊織」は、未来で存在するはずの「杏奈」を探すのであった・・・もう一度出会うために。
ちなみに、この二人は昔出会ってます。続けて、妹双子の下の方、日奈乃√についてです。
正直、この√と、後述の野乃√は必要ないよね・・・?
という感じでした。と言いますのも、「未来ノスタルジア」ほ本筋において、
「杏奈」、「詩」、「伊織」の3人で完結しているので・・・ね。
内容に関してですが、面白くないワケではないですが、
「未来ノスタルジア」でやらなくても良かったのでは・・・?
という内容でした。
むしろ、サブキャラの「かなた」が可愛く見えたのが。
攻略出来ないのが、残念でした。
選択肢によって、以後の眼鏡のアリナシが決まるのは良かったかと。
芸能人と付き合うのは大変。
野乃√に関しても、日奈乃√と感想は同じです。
超能力はヒミツ→不信→兄妹の絆パワー!!
→愛してる!→ガシッ→大団円。
ネタバレなしだとこんな感じ。決して面白くないワケではないですが。
このタイトルじゃなくても、超能力物なら、何でも良かったような気がする。
そんな双子達でした。
次に詩√です。
上記で「伊織」を"ある意味"「正ヒロイン」としましたが、
「詩」は「杏奈」から見れば、「正ヒロイン」かもしれません。
ちなみに「伊織」は「陽一」から見た場合ですかね。
主人公の幼なじみにして、大会社の社長令嬢です・・・が、
英才教育の意味も無く、ゲーム好きの勉強嫌いなぐーたら女の子です。
主人公「陽一」とは一緒にいるのが当たり前のヒロインです。
リボン無い方が可愛い。 "詩さん"はもっと可愛いけどね・・・!以下反転部ネタバレ。
「陽一」は「詩」にも超能力を隠していたが、本当の意味で結ばれるためにそれを明かす。かつて、彼女を救うために使っていた事を「杏奈」から聞いた「詩」は戸惑いもすぐに消え去り、付き合う事に。「杏奈」も安心し、未来へ帰ろうと思ったものの、もう少し様子見してから帰る事に。しかし、いざ帰ろうとすると帰れない・・・。「詩」が仲間達が離れ離れになる事を無意識に嫌がり、それを止めるために、こちらも無意識に「陽一」が無意識に能力を使った結果であった。しかし、それは、「陽一」にとって大きな負担となっていて、それを止めるために・・・。「杏奈」にとって「パパとママ」のような存在である二人。その一言はとても印象的でしたね。最後に杏奈√に関してです。
「伊織」を「陽一」から見れば"ある意味"「正ヒロイン」
「詩」を「杏奈」から見れば"ある意味"「正ヒロイン」
そう書いてきましたが、4ヒロイン攻略後に
(多分、もしかすると双子は不要だったり・・・?)
攻略可能になる「杏奈」は「未来ノスタルジア」の「正ヒロイン」
この様な言い方が、しっくりくるかなと思います。
登場時の印象では、奔放な女の子でしたが、
クリア後の印象は、不器用で照れ屋なとても可愛い女の子でした。
○○エンドは少し安易な気もしますが、
これぞフィクションの「良さ」だと思いました。
年かもしれないですが、涙もろくなったもんだ・・・。
以下反転ネタバレ。
未来の「陽一」に救われた「杏奈」、その「陽一」は「伊織」と学生時代に付き合っていたが、死別していた。その悔いや辛さから、彼は困っている人を助けるための旅にでる。「詩」に止められたものの、必ず帰ってくるとの約束を残して。それから数年後、彼は帰ってきた。「杏奈」という名の少女と共に。そして、本当に彼を待っていてくれた「詩」と共に「杏奈」と「家族」として暮らしていく3人。その中で、「杏奈」は少しずつ「優しさ」や「辛さ」、そういった感情を学んでいく。そして、「詩」も、「陽一」への想いを割り切った上で、共に過ごしていく。(杏奈の過ごした未来では、陽一は伊織に操を立てているのも同然だったので。)それから、さらに月日は流れ「杏奈」も成長していった。そろそろ「陽一」の命も限界を迎えており、「杏奈」との別れ際、彼女に告白され、あくまで、自分の娘だと告げる。そして、自分の記憶を「杏奈」へと譲り渡す。いかに自分が「杏奈」を娘として愛していたのか。どのように生きて欲しいか。様々な想いの詰まった記憶を。この際の「こんなに愛してくれたら、別れたくなくなる」、「当然じゃないか、自分の娘なんだから」の会話は泣きました。書いている今も、思い出し泣きしそうです。それを受け取った「杏奈」は、「陽一」が笑顔で生きている。そんな未来を作るために過去へ旅立つ決意をする。「もし寿命を全うした結果なら、納得できた、でもそうじゃない。必ず未来を変える。」成功するかどうかも分からない、タイムスリップを行い、ゲームの冒頭へ。そして、「杏奈」と「陽一」は結ばれるが、未来から過去に来るのは異物も同然だったので、帰らなければいけなくなる。しかし、帰っても「陽一」はいない。だから、限界まで残ってしまった結果・・・。
(気合いれて書きすぎたかな・・・)
本当に素晴らしい作品でした。
シナリオに22点/25点です。
CGに関してですが、
これまた、シナリオと同じく双子が別ゲーのキャラかと。
いささか、絵柄が違いすぎな気がしました。
プレイ上問題なワケでもないですし、マイナスでもないですが。
気になりますよ・・・ね。
枚数は127枚(差分含まず。)と多めです。
立ち絵に関しても、かなり動きました。
しかし、立ち絵と一枚絵に少し違和感があった気がします。
また、特に杏奈に関してですが、正面立ち絵と横向き立ち絵で
顔が違う気がするのですが・・・。気のせい?
横向き(斜め)立ち絵が好きでしたね。
あと後ろ向きの立ち絵があるのは良かったです。
CGに17点/20点です。
音楽に関してですが、
BGM31曲とかなり多めです・・・が。
良い曲だと思う曲は少なかったですね。
ただ、「I wish for…」は良かったです。聞きながら書いてるくらいですし。
ボーカル曲はOP、EDの2曲
OPは橋本みゆきさんの「未来ノスタルジア」
EDは浅葉リオさんの「未来図」
ボーカル曲2曲は非常に良かったですね。
OP曲はゲームのプレイ前はそれ程好きでもなかったでのですが、
プレイ後は歌詞のゲーム内容っぷりもあって好きになりましたね。
ED曲は個人的にOPよりも好きです。
音楽に13点/15です。
エッチシーンに関してですが、回数はトータルで15回。
5キャラにしては、多くはないです。
テキストも、それ程いやらしいワケでもないです。
・・・が!
CGはかなりエロかったです。
でも、巨乳組みの乳首、なんか変な気も・・・。
気になる方は、サンプルに行って見てください。
エッチシーンに12点/15点です。
キャラクターの魅力に関してですが、
個別に入ってからはヒロイン・サブキャラ・主人公
全員が好感を持てますが、共通部では、
時々、唐突に中傷されたり、したり。
初めのウチは、あまり好感を持てませんでした。
双子、特に上は正直最後まで・・・。
個別ヒロイン杏奈、詩、伊織は、満点ですが、
双子はそこまでは行かないかと。
共通部も絡めまして。
キャラクターの魅力に14点/15点です。
やっぱメインの3人は良かったのよ・・・。システム等に関してですが、
バックログからのシーンジャンプ機能に加えて、
日付からも、ジャンプできる機能がありました。
基本的に不便する所は無かったです。
また、ファンクションキーに自分で機能を割り振れるのは
それなりに便利でした。無くても不便ではなかったですが。
システム等に9点/10点です。
合算し、「未来ノスタルジア」の点数は、
87点/100点です。オススメ度は☆☆☆☆☆(5つ満点)です!
是非ともプレイしてみて欲しい。そんなタイトルです。
双子は、別に良いですが・・・。
推奨攻略順ですが、迷ったのですが
双子(攻略不要ならやらなくても)→(伊織・詩)→杏奈
でしょうか。伊織と詩は順番迷ったのですが、
こちらをオススメしておきます。
続きを読むで、ネタバレになるかも
な話を軽くするので、閲覧は自己責任で。
それでは、今回はこの辺りで。
○○モノは安易だし、そこに記憶を与えるのは、それまでのその子人生を否定するんじゃないかと、そんな風に思ってたけれど、違ったのかもしれないね。その「記憶」を受け取って、選ぶのは本人なんだ。その上で「陽一、愛してる」と言ったのが、大事なんだと思った。これが、フィクションの「良さ」だと思う。
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